鴨川令徳高等学校【公式】 ー【2024年11月19日更新】ルーツから学ぶ 千葉県鴨川市 南房総 日本一海が近い高校 海が一番近い高校 海の見える学校 寮のある私立高校 寮のある高校 鴨川令徳高校ー

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【2024年11月19日更新】ルーツから学ぶ 千葉県鴨川市 南房総 日本一海が近い高校 海が一番近い高校 海の見える学校 寮のある私立高校 寮のある高校 鴨川令徳高校

2024/11/19 |

こんにちは。

3学年主任の小林です。

さて今週も登板がやってまいりました(笑)

今日は中国訪問3日目の事を書きたいと思います。

10月29日(火)...3日目

翌日の朝、高速鉄道で山東省済南市に移動するので

実質、北京の滞在は最終日。

午前中は北京市内で有名な学校である

北京市陳経綸(ちんけいりん)中高一貫校(高等学校部)を訪問しました。

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敷地からは中国外務省が見えるほど、中心部にありました。

この学校は1921年に創立された歴史ある古い学校で、

なんと創立者は日本人です。

設立当初は崇貞(すうてい)学園という名称でした。

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↑清水安三さん。この方が創立者です。

10元(今のレート【1元=約20円】で計算すると200円)で

子供(女子児童)が売買される当時の中国の現状をみて

「この子供たちを育てよう」と決意。

私財などを投じて設立されたと説明がありました。

その後、日本では桜美林大学を創立された方です。

そして、清水先生の後を継いだのが陳経綸さん。

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↑「この2人がいないと、この学校はない」というような考えを

常に持つことを大切にされており、日本人として誇らしく思いました。

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↑敷地内にあった清水先生の銅像。左隣には、奥様のお墓があります。

奥様のお墓は「子供の成長をココからずっと見ていたい」という

遺言に副って設けられたそうです。

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↑これは陳先生の石像です。

写真では見切れていますが、左側に柿の木が植えられていました。

柿は「シー」と呼ぶらしく、縁起がいいという理由で陳先生が

大切にされていたそうです。

キャンパスの案内もですが、職員の方々が学校の歴史について

ものすごく丁寧に熱く説明されていた姿がとても印象的でした。

(日本に、これだけ学校の歴史を伝承できる人はいるだろうか)

その後、食堂に案内していただきました。

↓お昼ご飯の献立です。(読めないけど雰囲気は...)

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この3種類から選ぶ形になります。

自治体によってさまざまですが、ここまでは日本と同じだと思います。

しかし、この学校では生徒が何の献立を食べたか、そして偏った食事を

していないかを管理するなど生徒の食事まで徹底するそうです。

これは日本にはないシステムですので衝撃を受けました。

また料理人も常に腕を磨いており、年に1度の料理人同士の試験で

成績が下の料理人は解雇されるという仕組みをとっており、

生徒を支える人たちも裏で競い合っているみたいです。

食堂を訪問した後は、グラウンドに案内していただきました。

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↑人工芝でトラックはセパレートタイプ、バスケットコートは4面

バレーボールコートも4面、サッカー1面という広さ。

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生徒が好きなスポーツを選んで取り組んでいるそうです。

日本の学校では、授業が基本週2回ありますが、この学校は毎日。

先生方の駐車場は、このグラウンドの下にあるそうです(驚)

学校案内では、主に先生のプロ意識や労働環境について説明がありました。

「頑張ったら頑張った分だけ認めます。若くても偉くなれます」と

日本の年功序列のようなシステムとは大違い。

能力の高い教師は勤務をしながら、書物や論文を書いたりするなど

自身の研鑽に努めており、各学校・各市で定められた試験を受け

合格した人は「特級教師」として認められるそうです。

特級教師の能力(指導力)は、大学教授と同じくらいだそうです(驚)

ただただ、日本と中国の教師に対する扱いの差を感じました。

そして、そのあと言われた一言が強烈に刺さりました。

「先生がどこまで考えられるかで学校の未来が分かる」

また、「先生方がココで働きたいと思える学校を作らなければいけない」

という強い使命感を管理職の先生方が持ち、

待遇や労働環境の改善に向け常に動いているという姿勢は

日本の教育環境、教育現場そして文部科学省には皆無であり、

これは国が教育に対しどれだけの予算、

熱量を捧げているかの違いを感じました。

その後、色々とお話を聞いた後、お昼ご飯に行きました。

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↑飲茶を体験し、本場の小籠包をいただきました。

午後は北京にある学校の先生方との座談会がありました。

私のテーブルでは、日本と中国での指導方法について話し

偶然にも陳経綸中学校の程木昌副校長先生が同席されました。

(すごい方なので、久しぶりに緊張しました)

中国側の先生方から日本の先生に対して

「体育の授業で怪我をした際、どのように対応しているのか。

また、保護者から何か言われたりしないか」や

「日本のサッカーはなぜ強いのか」などの質問を受けました。

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↑座談会終了後、程副校長先生と撮っていただきました。

この日の日程は、この座談会と立食での食事会をもって終了しました。

次回の投稿は、4日目の日程をお伝えしたいと思います。

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